grin-type-r


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GRIN Type-R 組み立て手順

GB版の組み立て手順はこちら。 English version is hear.

はじめに

この度はGRIN Type-Rのご購入ありがとうございます。このキットははんだ付けとファームウェアの書き込み作業が必要です。以下の手順に従って組み立ててください。

注意事項

本製品はCherry MXスイッチおよび互換品に対応しています。キーキャップは19mmピッチ18mm角を想定しておりますが、互換性の保証はいたしかねます。

見出し

1.事前準備
2.キット内容の確認
3.初期動作確認
4.スイッチ用PCBソケットのはんだ付け
5.スタビライザーの取り付け
6.スイッチプレートと基板のねじ止め
7.スイッチの取り付け
8.トッププレートと基板の取り付け
9.ボトムプレートに足を取り付け
10.ボトムプレートの取り付け
11.キーキャップの取り付け
12.動作確認
13.3Dプリントケース
14.ファームウェアの書き込み
A1.付録

1.事前準備

配列を決める

GRIN Type-RはANSI・ISO・JIS配列と単体スペースバー・分割スペースバーの組み合わせを選べます。それぞれ必要なスイッチの数と必要なキーキャップが変わるため事前に決定する必要があります。

layout

キット以外に必要な部品を準備する

工具を準備する

他にあるといい物

2.キット内容の確認

以下が揃っていることをご確認ください。 不足がある場合は、ショップサイトのトップページ上部にある、メールアイコンよりメッセージを下さい。

3.初期動作確認

袋➀から基板を取り出します。 出荷状態の基板はPRK FirmwareのANSI版が書き込み済みになっています。先ず正常動作することを確認します。

PCに接続し認識されることを確認する

USBケーブルで基板とPCを接続します。「PRKFirmware」というドライブが認識されることを確認します。

ピンセット等で端子を短絡させ入力されることを確認する

IMG_20211024_184022__01
ピンセット等の導体で写真の2点を短絡して「1」が入力されることを確認してください。入力されない場合は、Boothショップサイトのトップページ上部にある、メールアイコンよりメッセージを下さい。

※出荷状態ではキー配列がANSIになっています。

4.スイッチ用PCBソケットのはんだ付け

※注意 スイッチを直付けする場合、この項の手順は飛ばして下さい。

※注意 スペースバー横のスイッチは取り付けの上下が左右対称になりません。常にキーキャップおよびプレートを付けた最終状態を意識して作業してください。
例としてスペースバー横のキーが1.5uの時と1.25uの時はSW71とSW77なので、底から見たときに、右が上側、左が下側が正しいです。
1uの時はSW70とSW78なので、底から見たときに右が下側、左が上側が正しいです。スプリットスペースバーは左右対称の取り付け位置になります。

ソケットを配置してはんだ付けします。浮かないようにピンセットで押さえながらはんだ付けして下さい。
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※向きに注意 下の写真の向きは間違いです。
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5.スタビライザーの取り付け

2U以上のサイズのバックスペース、シフトキー、エンターキーおよびISOエンターのために2Uスタビライザーを取り付けます。
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3Uスペースバーには3Uワイヤーのスタビライザーを取り付けます。

6.スイッチプレートと基板のねじ止め

袋➂のネジとスペーサーで基板とスイッチプレートを3か所ねじ止めします。
IMG_20211025_012308

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7.スイッチの取り付け

ソケットの場合は、スイッチの端子を曲げないように気を付けてスイッチを刺して下さい。
直付けの場合は、裏からはんだ付けして下さい。その際、スイッチが浮かないように気を付けて下さい。
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8.トッププレートと基板の取り付け

袋➃のネジとスペーサー長をトッププレートに8か所取り付けます。
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袋➄のプラワッシャーを1枚ずつスペーサーに刺します。次に袋➄のゴムワッシャを1枚ずつスペーサーに刺します。
注意!
硬いのがプラワッシャー、柔らかいのがゴムワッシャーです。
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基板とねじ止めしたスイッチプレートをスペーサーに刺します。
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袋➄のゴムワッシャを”2”枚ずつスペーサーに刺します。次に袋➃のスペーサー太を刺します。
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スペーサーの面がつらいちにならない場合、スペーサーの枚数や浮きを確認して下さい。

9.ボトムプレートに足を取り付け

袋➅のアルミ足とゴム足をボトムプレートに取り付けます。
アルミ足はM4ネジでボトムプレートに取り付けます。 赤丸はゴム足の貼り付け位置です。
feet layout

10.ボトムプレートの取り付け

袋➃のネジで本体とボトムプレートを8か所ねじ止めします。

11.キーキャップの取り付け

スイッチにキーキャップを取り付けます。

12.動作確認

USBケーブルでPCと接続し動作確認します。必要であればソースコードを修正しキー配列を修正します。
サンプルを参考に修正してください。

13.3Dプリントケース

下記リンクから3Dデータをダウンロードしてください。
https://github.com/policium/grin-type-r/tree/main/case JLCPCBWENEXTで印刷できます。HP MJF PA12 Nylon を推奨します。 もちろんご自宅の3Dプリンタで印刷することもできます。

注意!
こちらの3Dデータはサポート対象外とさせていただきます。改変を含め自由にご利用いただいて構いませんが、派生データも含め再頒布はご遠慮ください。

トッププレート側から被せスナップフィット(ツメ)をひっかけます。 外れにくいように2mmの結束バンドでケースと柱をつなぎます。

case snap

塗装して楽しむこともできます!

case

14.ファームウェアの書き込み

通常ファームウェアが書き込まれた状態で出荷されますが、
PRK FirmwareおよびKMK Firmwareを入れ替えたい場合や、バージョンアップしたい場合、クリアしたい場合に
下記手順でファームウェアを書き込むことが出来ます。

※ファームウェアを書き込むと元のキーマップファイルはクリアされます。事前にバックアップしてください。

  1. 事前にuf2ファイルをダウンロードします。
  2. キーボードからUSBケーブルを抜きます。
  3. Raspberry Pi PocoのBOOTSELボタンを押しながら、USBケーブルを挿入します。
  4. RPI-RP2ドライブが認識されます。
  5. uf2ファイルをRPI-RP2ドライブに書き込みます
  6. 自動で再起動されます。

PRK Firmwareの場合

keymap.rbを以下のリンクからPRKFirmwareドライブにコピーします。
ANSI /JIS

KMK Firmwareの場合

kmkフォルダ、kb.py、main.pyを以下のリンクからCIRCUITPYドライブにコピーします。
ISO /JIS

標準のキーマップを参考にカスタマイズしてください!

A1.付録

トラブルシュートおよびファームウェアの改造にお役立て下さい。

KMK FirmwareのUSBストレージの無効化  

boot.pyを以下の内容に書き換えてください。USBを挿抜して再接続するとUSBストレージが認識されなくなります。
注意! 不用意に修正するとREPLから復旧するか、ファームウェアを再インストールする必要があります。

boot.py

import storage
import supervisor

storage.disable_usb_drive()
supervisor.set_next_stack_limit(4096 + 4096)

USBストレージの再有効化  

MU Editorダウンロード
インストールしてください。

GRIN Type-RをPCに接続します。
Mu Editorを起動します。
ツールバーからシリアルボタンをクリックします。
mu1

REPLペインをクリックし「Ctrl+C」を押下します。
mu2

「Enter」を押下します。
mu3

以下のコードを直接コピー&ペーストします。(手入力ではなく)

import os
import storage
storage.remount('/', readonly=False)
os.remove('boot.py')

mu4

GRIN Type-RのUSBを挿抜して再接続するとUSBドライブとして認識するようになります。
ドライブからboot.pyが消えているため以下のコードでboot.pyを作成します。

boot.py

import supervisor

supervisor.set_next_stack_limit(4096 + 4096)

回路図

schematic

Circuit Pythonで問題が発生した時のヒント

https://learn.adafruit.com/welcome-to-circuitpython/troubleshooting